【失敗しないキッチンリフォーム】レイアウトやタイプ、設備の選び方
- リフォームコラム
キッチンリフォームの費用相場は50万円以上、お金だけではなく検討の時間や施工中の不便さを考慮すると
「失敗したくない、選び方を間違えたくない」
「新築時にはできなかった理想のキッチンを実現させたい」
と思われる方が多いのでしょう。
ひとくちにキッチンリフォームと言っても、レイアウトやキッチン本体のバリエーションが豊富にあるので、どれが最適か迷ってしまいます。
ではどの様な選び方が、リフォームの成功に繋がるのでしょうか。
こちらのページでは、リホームプラザが千葉でご依頼いただいた多くのリフォーム経験をもとに、キッチンレイアウトの選び方、キッチン本体の選び方をご紹介します。
キッチンレイアウトの選び方
理想のキッチンを叶える為に、まずはレイアウトから選びましょう。キッチンのレイアウトを考える時は、動きやすさが重要なポイントです。
正三角形がポイント
気に入ったデザインのシステムキッチンでも、実際に使ってみると動きにくさや、調理中の効率の悪さを感じてしまうかもしれません。
ストレスの無いレイアウトにする為には、シンク、コンロ、冷蔵庫の距離が正三角形になる配置を意識すると良いでしょう。
利き手を意識してみる
メインで使う方の利き手を意識することも大事です。
右利きの方は冷蔵庫、シンク、調理台、コンロの順を右回りに配置するのがおすすめです。
逆に左利きの方の場合は、左回りに配置すると違和感なく調理ができます。
導線をシミュレーションしてみる
一般的な新築や賃貸住宅の間取りでは、台所の入り口に冷蔵庫を置くスペースがあります。
台所の奥に冷蔵庫があると、ちょっと飲み物を取りたいという時に他の家族が料理をしていると、複数人がキッチンスペースに入ることになり、狭さや煩わしさでストレスを感じることが多いからです。
同様にキッチンスペースで不便さを感じるポイントは、食洗機を置くスペースがシンク・食器棚から遠い、シンクの水栓付近に食器洗い洗剤を置くスペースが無いなどでしょうか。
調理中の動きや自分の癖などをもとに、キッチンでの導線をシミュレーションしましょう。
ご紹介しました3つのポイントをもとに、具体的なレイアウトを検討しましょう。
システムキッチンには、壁付けタイプ、対面式タイプなど複数のタイプがあるので、こちらの記事も参考にされてみてください。
キッチンリフォームの基礎知識「タイプ毎のメリット・デメリットを教えて!」>>
キッチンの高さ 選び方
システムキッチンの選び方では、横のサイズよりも高さが重要です。
キッチンの横幅は作業台やカップボード・キャビネットでカバーできますが、高さが合っていないと猫背になり調理しづらいなどがあるからです。
設置するキッチンを身長に合わせた高さにする為には、身長÷2+5cmの高さを選ぶと良いでしょう。
例えば、155cmの方は80cmが使い易く、160cmの方は85cmがピッタリだとされています。
今後中心となって使う人が変わるかもしれない
リフォームをする際は主に親世代が中心となって調理を行うものの、数年経ったら子世代が中心となって利用する場合もあるでしょう。
家族皆がキッチンを利用する場合は、高めのサイズで設定する選び方が正解です。
親世代にとってキッチンの高さが合わない場合、キッチンマットを敷くなどして調節するのが良いでしょう。
キッチン本体(開き扉・スライド収納)の選び方
キッチン本体の収納スペースでは、開き扉とスライド収納から選べます。
どちらも便利ですが、リフォームをする際はどちらが使いやすいか想定し、合っているものを選びましょう。
システムキッチンの開き扉 選び方
開き扉は、ある程度高さがあるので、背の高い食器や調理器具を収納しやすくなります。
収納スペースの上の部分は、突っ張り棒などで棚を作っても良いでしょう。アレンジしやすく、昔から開き扉を使用している方は使い慣れているかもしれません。
しかし、スライド収納と比較して、奥にしまった物が取りにくいというデメリットがあります。
システムキッチン スライド収納の選び方
スライド収納は引き出しになっている為、収納スペースを全体的に活用できます。
簡単に奥に仕舞った物を取れるので、調理中も軽い動作で調理器具を取り出せます。
リフォーム前までは開き扉しか使ったことがないという方は、使いやすさに驚くので、一度メーカーのショールームなどで体験してみると良いでしょう。
開き扉と比較すると、高さが無い場合が多く、背の高い調理器具や調味料関係の収納方法には工夫が必要です。
ワークトップ・シンクはどう選ぶ?
ワークトップ・シンクはどの様な選び方が良いでしょうか。
ワークトップというのは、普段キッチンの野菜を切ったり料理を盛りつけたりする天板のことです。
この2つはシステムキッチンでの面積が大きいので、どんな材質、色にするかでキッチンの印象が大きく変わります。
ワークトップ・シンク材質の選び方
基本的に汚れが付きにくい材質を選ぶのがおすすめですが、一般的には耐久性・耐水性・耐熱性のバランスが良くリーズナブルなステンレスが選ばれます。
高級感を出したい方は人造大理石、タカラスタンダードのホーロー製のキッチンでこだわりを出すのも良いでしょう。
「そこまでこだわりが無いけどスタンダードなものが良い」という時は、リフォーム前に使用していた材質と同じものを選ぶのも一つの手です。
耐久性が低いとどうなるの?
調理中は水を多く使うだけでなく、熱いフライパンや食器をワークトップ・シンクに置くことも良くあります。
どんなに人気でおしゃれなキッチン商品であっても、衝撃を与えてしまい傷がついたり欠けてしまうと、そこから細菌が繁殖しやすくなります。
もちろん、日々のお手入れで綺麗なキッチンを維持できますが、システムキッチン本体の耐久性・耐水性・耐熱性が高い素材を採用することがおすすめです。
ほかにもキッチンの扉の色やオプションにこだわりを
せっかくリフォームするからには、こだわりの詰まったおしゃれなシステムキッチンにしましょう。
扉のカラー
システムキッチンの扉の色を変える時には、周囲の色とのバランスが重要です。
パっと見た時に好みの色だと思っても、壁紙や家具などの色とバランスが取れないといまいちな印象になります。調和を持たせつつ、お気に入りの色や素材、模様を選ぶようにしましょう。
リホームプラザでキッチンリフォームを行った施工事例のお写真も、ぜひ参考にされてみてください。
こだわりのオプション
リクシル、クリナップ、パナソニック、タカラスタンダード、TOTOなどの人気キッチンメーカーでは様々なオプションが用意されています。
食洗機を設置する
これまでは自分で食べた後の食器を洗っていたという方には、食洗機をリフォームと同時に新たに取り入れるのもおすすめです。
一人暮らしの方はあまり馴染みが無いかもしれませんが、共働きなどで忙しい毎日を送っている家庭の場合、食器洗いの時間・手間が無くなることで家事のストレスが軽減されるでしょう。
タッチレス水栓
手をかざすだけで水を出せるタッチレス水栓があると、調理中に汚れてしまった手で水栓を触ることがありません。
調理器具で両手がふさがっていても、少し手を近づければ水洗いがそのままできるので、ちょっとの手間を無くせます。
水栓に雑菌や汚れが付着することも防止できるので、お手入れも楽になります。
IHクッキングヒーター
電気の力で天板が熱くなり調理ができます。ボタン一つで温度調整も行え、火事の心配がなく安全に使えます。
フラットな天板は汚れてしまっても簡単にお手入れできるので、スッキリと綺麗なキッチンを維持しやすいのもおすすめのポイントです。
キッチンの選び方についてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
キッチンをリフォームする際には、簡単に「人気メーカーだから」「人気商品だから」と決めてしまうのではなく、レイアウトや高さ、素材やオプションに関してそれぞれ自分に合ったものを見ていきましょう。
有名メーカーの商品であっても、不要なオプションを付けると機能面だけでなく費用面でも後悔してしまうので注意が必要です。
リホームプラザは、リクシル、クリナップ、パナソニック、タカラスタンダード、TOTOなど人気メーカーの施工実績が多数ございますので、キッチンリフォームの最適なご提案が可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。