【受付時間】10:00~20:00 【定休日】年中無休  メール・LINEは24時間受付中!

blog

お風呂リフォームでヒートショックを予防

  • リフォームコラム

お風呂リフォームでヒートショックを予防

寒い冬に特に注意が必要なのがヒートショックです。

急激な温度差が体に与える影響は非常に大きく、高齢者を中心に年間1万人以上がこの現象が原因で命を落としているとも言われています。

お風呂や脱衣所は、家の中でも温度差が大きくなる場所の一つです。

そこで、ヒートショックを防ぐために有効なお風呂リフォームのポイントを、リフォーム専門家の視点から詳しく解説します。


冬場に起こりやすいヒートショック

ヒートショックの原因



ヒートショックとは、急激な温度変化により、血圧や心拍数の乱高下が起こり、体に大きな負担をかけるのことです。

暖かいリビングから寒い脱衣所へ移動し、熱いお風呂に入る、といった日常的な行動でさえ、ヒートショックのリスクを高めるので、冬場は特に注意が必要です。

ヒートショックが起こりやすい環境

  •  ・冬場、浴室や脱衣所の温度が著しく低い
  •  ・暖房設備が整っていない家屋
  •  ・高齢者が住む家庭(血管が硬く、温度変化に対応しづらい)

このような環境の場合、温度差によって血圧が乱高下することで、心臓や血管に負担がかかり、最悪の場合、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険性があります。

ご自身の健康を守るためにも、ヒートショックへの理解を深め、予防対策を心がけましょう。

ヒートショックを防ぐためのお風呂リフォームのポイント

浴室全体の断熱性を高める

浴室の壁・床・天井を断熱仕様にする



浴室に入った際の寒さを解消するには、浴室を全体的に断熱仕様にリフォームすることも有効です。

具体的例を出すと、断熱材を使用した浴室壁や天井へのリフォーム、断熱効果の高い床材への張り替えなどを行うと良いでしょう。



特に、最新のユニットバスは浴室全体が断熱構造になっているものが多く、施工後は保温効果を実感できるようになります。

断熱浴槽の導入



床や壁以外にも、浴槽自体も断熱仕様にすることで、お湯が冷めにくくなり、長時間にわたって快適な温度を保つことができます。



浴槽のフタや保温カバーを活用することで、お湯の暖かさを維持できます。既存の浴槽を断熱仕様に変更しない場合でも、取り組みやすい対策です。

二重窓や断熱窓の導入



浴室に窓があるお住まいは、窓から熱が逃げることを防ぐために、内窓断熱窓ガラスへのリフォームを検討すると良いでしょう。

開口部の気密性が高まることで、浴室内の暖かさを外部に逃がさず、寒さを遮断する効果を期待できます。

ヒートショックを予防するためには、急激な温度差が発生しないよう、浴室全体の断熱リフォームがおすすめです。

浴室暖房乾燥機を設置する



浴室暖房乾燥機は、冬場の浴室を短時間で暖めることができるため、ヒートショック予防に効果的です。

入浴前に浴室全体を暖めておくことで、室内温度を一定に保つことができます。

さらに、浴室暖房乾燥機は以下のような機能も持っています。

  •  ●雨の日の洗濯物の乾燥
  •  ●カビの発生を防止
  •  ●花粉や埃から洗濯物を守る




浴室暖房乾燥機は多くの場合、既存の換気扇と入れ替える形で後付けできます

後付けにかかる費用は、機種や工事内容によって異なりますが、一般的には10万円~30万円程度です。

脱衣所の暖房設備を整える



ヒートショックは浴室での発生が多いイメージですが、実は家の中の様々な場所で起こりえます。

例えばトイレは、排泄時に力むことで血圧が上がり、ヒートショックのリスクが高まります

暖房効率の悪い家では、廊下や寝室が冷え込むことがあります。 リビングなどの暖かい部屋との温度差に注意が必要です。

ここでは浴室の次に、対策しやすい脱衣所のポイントをご紹介します。

暖房機器の設置



脱衣所での温度差をなくすために、脱衣所専用の暖房機器を設置するのも効果的です。

ヒーターやエアコン、床暖房などを活用することで、入浴前後の体への負担を軽減できます。

床材を暖かい素材に変更する



脱衣所の床が冷たい場合、足元から冷えが生じやすくなります。

これを防ぐためには、断熱効果の高い床材や、温かさを感じやすいクッションフロアへの張り替えが良いでしょう。

ヒートショックを防ぐためのリフォームの費用目安



一般的なリフォーム費用

  •  ・断熱仕様のユニットバス導入:約50万〜150万円
  •  ・浴室暖房乾燥機の設置:約10万〜30万円
  •  ・脱衣所暖房機器の設置:約5万〜20万円
  •  ・断熱窓の設置:約10万〜30万円

リフォーム費用は内容や住宅の状況によって異なります。リフォーム専門業者による事前の見積もりを取ることで、予算を明確にすることができます。

補助金を利用できる場合もあるので、リフォームをご検討中の方は、ぜひリホームプラザへご相談くださいませ。



ヒートショックは命に関わる重大な問題ですが、リフォーム専門家と相談しながら、お住まいに最適なリフォームを行うことで予防できます。

特に、在来工法の古い浴室は、天井や床・浴槽全体が断熱仕様のユニットバスへリフォームすることで暖かさを実感いただけるでしょう。

リホームプラザでは、お得にリフォームしていただけるメニューをご用意しております。こちらもぜひご覧くださいませ。



お問い合わせはこちら