洗面化粧台の交換リフォーム~種類や費用、失敗しないポイント~
- リフォームコラム
古い、壊れた、使い勝手が悪くなった洗面化粧台は、本体を交換できます。
交換のためのリフォームは、リクシルやTOTO、Panasonicなどの
製品メーカーのカタログなどを見て、どの洗面化粧台が良いか選ぶことから始まります。
同じメーカーでもさまざまなスタイルやサイズ、グレードや機能の製品があります。
こちらのページでは、どのような洗面化粧台があるのか、どのような点に気を付けて交換すべきか、といった洗面化粧台交換の基本的なポイントをご紹介します。
目次
洗面化粧台交換の基本ポイント
洗面化粧台と洗面台の違い
水栓と洗面ボウルがある洗面台に、お化粧や身支度が出来る鏡や収納が付いたものを洗面化粧台と呼びます。
具体的には、陶器製のボウル、流し台部分と水栓、蛇口が付き、収納やミラーなどがセットされた設備です。
手洗いやうがい、歯磨き、洗顔をはじめ、髪を洗う、鏡を見ながら身支度をすることやヘアスタイリングやメイクなどをするために使います。
流し台にあたる洗面ボウルは1つのタイプが主流ですが、2ボウル式のものも近年人気を高めています。
家族が多く、朝の身支度の時間帯に洗面化粧台の使用で渋滞するご家庭なら、2ボウル式が便利です。
また、水栓は蛇口だけでなく、シャワーホース式もあります。
赤ちゃんの沐浴を洗面所でしたい方やペットのシャンプーをしたい方、介護が必要な方の髪を洗いたいといったニーズがある時には役立ちます。
車椅子でも利用しやすくできている洗面台もあるなど、スタイルも多様化しているため、ご家族の人数やライフスタイルに合ったタイプを選ぶのがベストです。
洗面化粧台の種類をご紹介
洗面化粧台の一般的な種類について確認しておきましょう。
①ユニットタイプ
ユニットタイプは、戸建て住宅をはじめ、新築マンションでも最初から設置されているスタンダードな洗面化粧台です。
洗面ボウルに水栓、その上に三面鏡などの鏡とライトが付き、シンク下が収納スペースになっています。
鏡の裏も収納になっているタイプも多いです。
コンセントがあり、ドライヤーや電気シェーバーなどを接続して使うことが可能です。
よくある洗面所の狭いスペースでも、納まりやすい設計となっています。
②システムタイプ
システムタイプとは収納スペースの増設が可能なタイプです。
ユニットタイプにプラスして、上部や左右に収納がプラスできるスタイルになっています。
洗面所がある程度広くないと、増設は難しくなります。
③カウンタータイプ
カウンタータイプとは、カウンターが付いていて、そこに洗面台を設置できるものです。
横に広いスペースが取れ、広い洗面スペースにしたい時やシェアハウスなどでいくつも洗面台を設けたい時などに向いています。
イメージとしては、職場やデパートのトイレにある洗面スペースに近いです。
ご家庭の場合は木製のカウンターなど、イメージに合わせたデザインが選べます。
交換のタイミングはいつが良い?
洗面化粧台の交換の目安は、およそ10年~15年ほどで老朽化や故障が起きた時は早まります。
硬いものを落として洗面ボウルが割れてしまったり、ひびが入ってしまったりすると、交換せざるを得ません。
部品交換で済む場合もありますが、ある程度年月が経過している場合には交換に踏み切ってしまう方がストレス無く快適にお使いいただけるでしょう。
洗面化粧台を取り換えるなら、こんな時
- ・全体的に汚れてきた
- ・洗面ボウルの黄ばみが取れない
- ・水しか出ない水栓をお湯も出るようにしたくなった
- ・シャワー水栓の水漏れが止まらない
- ・蛇口周りのさびが気になる
- ・収納力が足りない
- ・排水に時間がかかる
蛇口が物理的に壊れるのは、使い方にもよりますが、やはり10年以上使っているケースが多いです。
部品交換や修理で対応できるケースもありますが、一部の故障をきっかけに全体の老朽化に気づき、交換に至ることも...。
この様な洗面化粧台の劣化に対し、昨今のdiyの流行から、水栓の交換だけでも自分でできないかとチャレンジされる方もいらっしゃいます。
しかし、ホームセンターで購入した水栓や器具だけでは修理が完了せず、状況が悪化するケースもあります。
ちょっとした修理なども、ぜひプロにお任せ下さい。
交換にかかる本体費用、工事費
洗面化粧台の交換にかかる費用は、洗面化粧台本体の価格だけではないので注意しましょう。
基本的にかかる費用は、新しい洗面化粧台の代金と設置費用、撤去した古い洗面化粧台の廃棄物処分費用などです。
選ぶ機種によっては配管移設なども発生する場合があります。
洗面化粧台の価格はカタログに記載されているメーカー希望小売価格が基本ですが、依頼する業者によっては割引があるケースもあります。
洗面化粧台の相場はメーカーをはじめ、サイズやグレード、機能によっても異なり、シンプルなものほど安くなります。
交換と同時に、洗面所全体のリフォームも行う
洗面化粧台を交換する際に、床や壁紙のリフォームを一緒に行うご家庭も少なくありません。
10年~15年使っていると、壁紙や床も黒ずみやカビが発生していて汚くなっているためです。
せっかく新しい洗面化粧台にするのですから、全体をきれいにしてイメージチェンジをしたいですよね。
内装リフォームの費用相場は、約4万円~です。
防汚機能や調湿効果がある壁材や床材もありますので、洗面スペースをより快適にするために検討されてみるのも良いでしょう。
洗面台の交換に失敗しない方法
洗面台の交換に失敗しないためには、どうしたら良いのでしょうか。
基礎知識を理解したうえで、リフォームの注意点も押さえておきましょう。
施工業者の施工実績や口コミを確認する
ホームページなどを見て、地域での施工事例や実績がきちんとあるか確認してみましょう。
特に、洗面所全体のリフォームなど、完成イメージがある場合には、イメージに近いリフォーム施工事例から探すのも良いでしょう。
現地調査の上で見積もりをしてもらう
リフォーム契約前に、ご自宅の洗面所を現地調査してもらい、その上で見積もりを取りましょう。
既存の洗面化粧台と同じサイズに交換を依頼するだけだからと、いきなり工事を依頼するのはNGです。
配管の老朽化で配管も交換が必要となる場合もあれば、床が抜けそうになっていて床工事が必要となる場合もあります。
いざ交換しようとして、こうしたトラブルが発見されれば、交換工事が中断してしまい、思わぬ追加費用がかかることになります。
見積書を読み込む
見積もりを取ったら、費用の内訳を確認しましょう。合計額しか書いていないような業者は信頼できません。
同じメーカーの同じ洗面化粧台を選んでも、仕入れコストの違いや割引などのサービスで価格に違いがあるケースも少なくありません。
洗面化粧台を交換する際のリフォームポイントをご紹介しました。
洗面化粧台には、ユニットタイプやシステムタイプ、カウンタータイプなどがあります。
洗面ボウルの数や水栓のスタイル、収納力や鏡の大きさなどもさまざまなので、家族構成やライフスタイルに合ったものを選びましょう。
洗面台交換のタイミングは10年~15年ほどで、老朽化や故障が起きた時は早まります。
交換費用は洗面化粧台の代金、工賃、処分費用などで構成されます。
床や壁紙もリフォームする際はその費用もかかるので、信頼できる業者にご相談ください。
リホームプラザは千葉でリフォームを多数ご依頼いただいています。
ホームページには施工事例を掲載していますので、ぜひこちらもご覧ください。