マンションやアパートでのキッチンリフォームは、構造上や管理規約上の制約があるため、戸建ての場合と異なる点があります。
今回はアパート・マンションでのリフォームでは、
具体的にどの様なキッチンリフォームができないか、どのようなリフォームがおすすめかをご紹介します。
リフォームを進める中で途中でご希望のリフォームが出来なくなってしまうと、期待外れに感じてしまうので、
マンション・アパートにお住まいの方はぜひ、お問い合わせの前に一読ください!
キッチンリフォームにおけるマンションと戸建ての違いは?
お住まいがマンションか戸建てかで、リフォーム可能な範囲が変わってきます。
マンションと戸建てのリフォームで違いが生まれるポイントを3点ご紹介します。
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マンションと戸建て キッチンリフォームの違い その① 占有と共用部分
マンションでのキッチンリフォームでは、基本的にその部屋に住んでいる人だけのスぺースである占有部分だけをリフォームすることができます。
リフォーム可能な内容は管理規約によって予め定められています。
マンションに住んでいる住人の共用部分である、玄関の外の廊下やベランダ、窓サッシや配管位置等は、リフォームできない場合がほとんどです。
管理規約に反するキッチンリフォーム工事をしてしまった場合は、
工事停止・原状回復しなければいけなくなり、追加で費用や工期がかかってしまうので注意が必要です。
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また、通常、マンションは契約時に管理規約も一緒に説明がされご自身も承認した形が取られていますが、
管理規約では細かい規定が無かったり、規約が作られた時と現在で施工法が変わっている場合には規約だけで判断できないケースもあります。
キッチンリフォーム工事が始まってからのトラブルを回避するために、
具体的なリフォームプランが固まってきた段階で管理組合へ確認を取っていただく形もおすすめです。
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マンションと戸建て キッチンリフォームの違い その② 広さの制限
マンションのキッチンスペースは戸建てよりも狭いケースが多いので、
ベーシック~ミドルクラスのキッチンタイプ・小さめなキッチンを採用される方が多い傾向があります。
また、キッチンの場所を変えられない場合が多いので、
キッチン本体の交換でのキッチンリフォームがメインとなり、全体の予算が抑えられています。
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キッチン本体の位置変更が難しい場合でも、IHクッキングヒーターへの取り換え、ディスポーザーの設置等は可能な場合があります。
壁付のキッチンが形式を変えられない場合でも、キッチンに並ぶ形で作業カウンターを設置してⅡ列形式にすることでキッチンを広い空間にリフォームできます。
リホームプラザでは、マンションという制約が入っていても
「こんなキッチンにできるかな?」と言ったご希望に寄り添い、
リフォームで可能な部位に焦点を当ててご提案させていただきます!
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マンションと戸建て キッチンリフォームの違い その③ 搬入
キッチン本体を交換する場合は、もとのキッチンを解体し搬出、新しいキッチンを搬入する必要があります。
マンションで1階以上にお住まいの場合は、エレベーターの有無や搬入口の幅によって追加の搬入費がかかる場合があります。
玄関から搬入できない場合は、吊り上げて窓から搬入しますが、こちらは戸建ての場合も同様です。
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リフォームをする際のマンションの制約
マンションでリフォームをされる場合は、隣人の方だけでなく、管理組合と管理人の方にも挨拶されるのがおすすめです。
特に早い時期として、キッチンリフォーム工事が始まる前に相談や話をしておくことで、過去にリフォームされた住人の方の話を聞くこともできるかもしれません。
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マンション管理組合
施工内容や施工時期についての説明と、規約に反しているキッチンリフォーム内容がないかを確認してください。
計画中のリフォームが規約上難しい時は、仕様の変更や施工方法を変えることで同様のキッチンリフォームが出来る場合があります。
また、規約に書かれていない場合は新たに申請する形で許可される場合もあります。
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管理人の方
施工業者の出入りや資材の搬入で関わりが出てきますので、リフォームする旨や内容を伝えるようにしましょう。
マンションでのキッチンリフォームは、キッチン資材の搬入で車両駐車や、荷下ろし、共用部位の養生等ありますので、管理人の方に協力いただけると円滑に進めることができます。
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マンション・アパートで人気のキッチンスタイル
ここからは、マンションで人気のキッチンスタイルをご紹介します。
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ここ最近はマンションやアパートでも、オープンスタイルのキッチンを取り入れています。
TOTO、リクシル、タカラ・パナソニック・クリナップ...各メーカーで定番だった吊戸棚を無くし、開けた対面カウンターのオープンキッチンが人気です。
キッチンの形式変更は配管の位置などが問題になりますが、室内を全体的にリノベーションする場合はリフォーム可能なケースも増えています。
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壁付キッチンから対面キッチンにリフォームする場合は、通路分の面積を確保する必要があるためもともとの部屋の面積に対して台所スペースを広げなければなりません。
お住まいのマンションで十分な広さが無い場合は引き出しが開けづらい、狭い、動きにくいなどの弊害が起こってしまいます。
この点をしっかり検討して計画を進めるようにしましょう。
対面キッチンで必要な通路幅は、
おひとりが使う場面が多い方は約85cm、お子様と調理される場合など複数人で使いたい方は約120cmの幅を考えておくと安心です。
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キッチンタイプを変えなくても、便利なキッチンになる!
最近のシステムキッチンは機能性が高いので、
キッチンの形式を変更せずに、新しいキッチンに交換するだけでも収納力がアップします。
オープンスタイルが難しい場合でも、
I型から最新機種のI型にキッチンリフォームすることで、シンク下の収納が開き戸からスライドストッカー等の引き出しになり、
収納しやすく使い勝手も良くなります。
機能性がある分価格が上がりますが、キッチン本体交換のキッチンリフォームでは間取り変更も含めたリフォーム金額よりも値段が低くなります。
その分の金額を、食洗器の設置や性能の良いガスコンロなどの
オプション付けに充てられるのも良いかもしれません。
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マンションやアパートにお住まいの方に注意いただきたい、
キッチンリフォームのポイントをご紹介しました。いかがでしたでしょうか。
リホームプラザは千葉にお住まいの方から多くのご依頼をいただいており、豊富な施工経験があります。
ご希望の「キッチンリフォームが可能か」など、
ちょっとしたリフォームの相談もぜひお気軽にお問い合わせください!
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