面格子で窓まわりの防犯に取り組もう
- リフォームコラム
窓は空き巣や強盗が室内に侵入する可能性のある部位です。
バールやハンマーでのガラスを直接叩き割るだけでなく、ライターなどでガラスを熱して割る焼き破りの手法も増えてきました。
掃き出し窓であれば、防犯のためにシャッターを設置されるご家庭もありますが、キッチンや浴室はどうでしょうか。
こちらの記事では、窓回りの防犯として面格子の設置ポイントをご紹介します。
面格子は侵入を防ぐための防犯設備として非常に有効です。
面格子の設置を検討されている方は、ぜひ参考にされてみてください。
目次
窓の面格子とは
面格子とは、窓の外側に取り付けられる格子状の構造物で、防犯のための対策や安全性の向上を目的としています。
そのデザインは多様で、現代的なスタイルから伝統的な和風デザインまで、住宅の外観に合わせて選ぶことができます。
面格子の役割
面格子は主に、外部からの侵入を防ぎ、窓ガラスの破損を防ぐ役割を果たします。
これに加えて台風などの強風時に窓を保護する機能も持ち合わせています。
また、子供やペットの転落を防ぐ安全柵としても効果的です。外からの視線も遮られるので、プライバシーの保護にも役立ちます。
安全性の向上
窓格子は、外部からの不正侵入を防ぐための重要なセキュリティ装置としての役割を果たします。
特に一階やベランダに面した窓は、侵入者にとって狙いやすいポイントであるため、面格子を設置することで防犯効果を大幅に高めることができます。
面格子はその構造上、窓を破壊しても簡単には侵入することが難しいため、侵入者にとって時間を浪費させる要因となり、結果として犯罪を未然に防ぐことが可能です。
目隠しの役割
格子の隙間を調整することで、外から室内が見えにくくなります。
特に、ピッチ(格子の隙間)を細かくすれば、より高い目隠し効果を得られます。
寝室や浴室など、プライバシーを守りたい場所の窓に設置することで、外からの視線を遮り、安心して過ごせます。
窓の保護にも役立つ
面格子は防犯だけでなく、自然災害からも窓を守る役割を果たします。
強風や飛来物による窓ガラスの破損を防ぐことで、室内の安全性を確保し、居住空間をより安心して利用できる環境に整えます。
また、小さな子供がいる家庭では、窓からの転落事故防止にも役立ち、安全性を一層高めることができます。
面格子のデザイン
デザイン面でも、面格子は多様なスタイルが選べるため、建物の外観を損なうことなく、安全性を高めることができます。
縦タイプやヒシクロスタイプなど、建物のデザインにマッチするものを選ぶことで、セキュリティと美観を両立させることが可能です。
特に最近では、耐久性や防錆性に優れた素材で作られた製品も多く、長期的なメンテナンス負担を軽減することができる点も魅力です。
このように、面格子の導入は単なる防犯対策に留まらず、生活の質を向上させるための重要な要素となります。
選び方や設置方法を工夫することで、より効果的な防犯施策を講じることができるでしょう。
面格子の種類と特徴
面格子には様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。ご自宅に合った面格子を選びましょう。
窓の面格子 材質
アルミ
軽量で、錆びにくく、耐久性が高いのが特徴です。デザインも豊富で、価格も比較的安価なため、手軽に設置できます。
ステンレス
耐久性が高く、長寿命です。湿気や塩害に強いのが特徴です。
海水浴場付近など、過酷な環境下でも使用できます。
デザインもシンプルで、どんな建物にも合わせやすいです。
窓の面格子 形状
縦格子
縦方向に並んだシンプルな格子です。
一般的な形状で、防犯性とデザイン性のバランスが良く、様々な建物に合わせやすいのが特徴です。
横格子
縦格子と同様にシンプルですが、横方向に並んだ格子です。
縦格子とは異なる印象を与え、モダンな外観の建物に合わせやすいです。
斜め格子
格子を斜めに配置することで、より立体的な印象を与えます。
デザイン性が高く、個性的な外観にしたい方におすすめです。
ヒシクロス格子
菱形に組まれた格子で、高い防犯性を誇ります。
見た目も特徴的で、防犯性をアピールしたい方に最適です。
枠付きタイプ
格子部分が枠で囲まれているタイプの面格子は、枠があるため、格子自体が安定し、強度が高くなります。
枠にブラケットを取り付けることで、比較的簡単に取り付けられます。
枠無しタイプ
枠なしタイプの面格子は、格子部分が直接壁やサッシに固定されるタイプです。
枠がないため、見た目もすっきりとしており、建物の外観を邪魔しません。
また、枠がない分、材料費を抑えられるため、価格が比較的安価です。
選ぶ際のポイント
●防犯性: ヒシクロス格子や、隙間が狭い格子ほど防犯性は高まります。
●デザイン性: 建物の外観との調和を考え、デザインを選びましょう。
●通風性: 格子の隙間が広いほど、通風性は高まります。
●採光性: 格子の隙間が広いほど、採光性は高まります。
それぞれの窓格子は、取り付ける住宅の環境や住まいのスタイルに応じて選ぶことが重要です。例えば、海に近い地域では、錆びにくいステンレス製を選ぶと良いでしょう。
また、都市部の防犯対策を重視する場合は、頑丈な枠付きタイプが適しています。
これらの要素を考慮し、最適な窓格子を選ぶことで、住まいの安全性と美観を兼ね備えた空間を実現できます。
DIYで窓の面格子を付けられる?
面格子をDIYで手軽に設置できるのではないか、と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、リフォームのプロの視点から見ると、面格子取り付けは専門的な知識と技術が必要な作業であり、安易なDIYは思わぬ危険性があります。
DIYによる危険性
安全性の問題
面格子の取り付け作業は、高い場所での作業になることが多く、転落の危険性があります。
特に、一般住宅では足場が不十分な場合が多く、作業中にバランスを崩して転落してしまう可能性は決して低くありません。
品質の問題
DIYで取り付けた面格子が、強度の不足により、強風や地震などの自然災害で破損してしまうかもしれません。
取り付け位置や強度が不足していると、防犯効果が十分に得られません。
また、雨水が侵入し、建物内部に水が漏れる可能性があります。
リフォーム専門家に依頼するメリット
リフォーム専門業者では、高所作業用の足場を組むなど、安全を徹底し作業を行います。
長年の経験と専門知識に基づいて、適切な位置にしっかりと固定するため、強度や耐久性に優れた仕上がりになります。
取り付け後の不具合やトラブルに対して、保証が付いている業者もあるので、施工後も安心です。
施工内容や時期によっては補助金を使用できるケースもありますので、補助金の取り扱いが出来る業者を選ぶと良いでしょう。
面格子の特徴や種類、リフォームのポイントをご紹介しました。 いかがでしたでしょうか。
窓格子と併せて防犯カメラやセンサーライトを設置することで、二重三重の防犯効果を生むことができます。
これにより、侵入を試みる者に対して心理的な圧力をかけることができ、より安心して生活するための環境を整えることができます。
窓格子は単なる物理的なバリアではなく、総合的な防犯戦略の一環として考えることが重要です。
リホームプラザは地元でのリフォーム実績が多数あります。
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